作者:ぱず
あたしの名前は、早乙女 千秋。十八歳の高校三年生です。
趣味はオシャレをすることです。今、欲しい物がたくさんあります。バッグにアクセサリー、かわいい洋服も! 欲しい物はこんなにあるのに、学生だからお金がありません。
アルバイトしたいんですが、大学受験を控えてるんでそれもできません。
でもね。最近、良いお小遣い稼ぎを見つけました。
あまり大きな声では言えませんが、パンティーを売る仕事です。
まず、百円ショップでパンティーを買ってくるんです。それを、あたしが一日穿くだけで五千円で売れるんです。
凄くないですか?
五十倍ですよ!
こんなくだらない物が、飛ぶように売れるんです。
一日一回発送手続きをするだけで、日給五千円です。
え? お客さんはどこにいるんだって?
お客さんはネットで探します。
十八歳という若さをチラつかせると、買い手はすぐに見つかるんですよ。
十代は、商品価値が高いみたいです!
もう、ホントに美味しい仕事で。うふふ、笑いが止まりません。
でもね。
つらいこともあるんですよ。
一応、あたしは高校生で。毎日学校に通っていますから。パンティーを穿いてるのをクラスの誰かに見られでもしたら、イジメられてもおかしくありません。
男子校のイジメって、けっこう悲惨なんです。
これでも、リスクを背負ってるんですよ。
お金を稼ぐのは、楽じゃないですね。