三つの怖い話
作者:朧塚 僕とアスカと、ヨシキの三名は、あるサークルに所属していた。 大学も三年になって、三人共、それぞれが就職に関して悩んでいた。ヨシキは大学院に入ると言っている。アスカは服飾関係の仕…
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作者:朧塚 僕とアスカと、ヨシキの三名は、あるサークルに所属していた。 大学も三年になって、三人共、それぞれが就職に関して悩んでいた。ヨシキは大学院に入ると言っている。アスカは服飾関係の仕…
作者:遠坂 絵美 玄関で音が鳴った気がしてはっと振り返ったものの、そんなことがあるわけないとふと我に返って私は苦笑した。 大学生の頃から付き合っていた彼氏と、社会人になると同時に一緒に暮ら…
作者:遠坂 絵美 「タツキくんのバカ!」 私は思いっきり大声でそう言うと、耳にあてていたスマホをベッドに投げつけた。ぼふっとまぬけな音を立ててベッドに落ちたスマホの画面はしばらく通話中になっ…
作者:遠坂 絵美 気づいたらタカくんはわたしのそばにいて、それがあたりまえになっていた。 それは小学六年生のある冬の日の夕方のことだった。ランドセルをしょったわたしの肩をタカくんがぽんっと…
原案:ぱず 執筆:佐和島ゆら 気に入っていたシャツだった。それを汚してしまった。作業には手慣れているけれど、完璧というわけではない。汚れることはまま、あるだろう。だがやっかいなことにその汚…
原案:ぱず 執筆:佐和島ゆら 第一節「ひとりだけの部屋」 血を吐き出す。血というのは真っ赤だと思ったが、意外と黒い。 優香の白いワンピースは血に染まった。 驚き、震える瞳…
むちゃぶり:ぱず 執筆:佐和島ゆら 柔らかな布団に顔を押しつけられる。そのシーンに出くわす度に、桑原里桜(りお)はため息をつきそうになった。まただ、またこの夢を見ている。 里桜のため息を…
○月×日 もう疲れた。 人生つらいことばかりだ。 でも、今日。 奇跡が起きた。 Twitterで、未来の私に会うことができたんだ。 未来の私は幸せに暮らしてるんだって。 それを聞いて、嬉しくなった。 ○月×…
今さっきのこと。 ボクが スマホでゲームをしてたら とつぜん画面に 知らない女の人が うつりました。 その女の人は言いました。 「こっちへおいで」 ゲームの世界に 行けるのは 楽しみです。 作…
僕が帰宅すると、「おかえりなさい」と声をかけられた。 「ただいま」 返事をする。 そして、不思議に思った。 暗闇からこちらを見ている女性は、誰なのだろう。 一人暮らしの僕の部屋で、何をしているのだろうか。 …