警閥に燃ゆ

↑「あとで」は、しおり代わりに使えるよ↑

 磯場上八位が毛を逆立たせる。

「その目はやめろ。気が立つ」

 磯場上八位が迷惑そうに言った。

「失敬」

 土喰上七位が言った。

 土喰上七位の瞳は人を威圧する節がある。

 威圧するというよりは、刺激するという方が的確であるかもしれない。

 とにかく、この男は糸目であるために目玉が見えると異様がられるのだ。

 その後、「野花」や「多聞衆」の溜まっている喫煙室に入ってきたのは「ダ・ヴィンチの贋作」、愛称ではヴィンチと呼ばれている真和場従八位と「モネの悲鳴」、愛称ではモネと呼ばれる土用従八位であった。

 二人とも昇任試験では活躍できなかったので位は昇格していない。

 だが、今でも土喰派閥の幹部である。

 派閥内派閥の長たちである。

 二人は野花に少々警戒されつつも土喰上七位の隣りの席へ座り込んだ。

「やあ、土喰上七位」

「よっ、上七位」

 モネとヴィンチがそう気軽に挨拶しつつ煙草を取り出す。

「火ぃ、あるか?」

 ヴィンチが言った。

「僕のライターで良ければ」

 と土喰上七位がライターを差し出した。

 ガスライターで、詰め替えるタイプの少し高いライターだ。

 土喰上七位に火をもらったヴィンチが安物の煙草を吹かして土喰上七位のくわえている上物の葉巻をじろりと見た。

 土喰上七位がそれを敏感に感じ取り茶化す。

「ヘイ、ヴィンチ。他人の葉巻をねたむなよ」

 いつもにはなく軽い口調であった。

 いつもの土喰上七位であれば、

「ヴィンチ、一本葉巻を吸うか?」

 と差し出していた。

 これは上下関係に重きを置きたくない土喰上七位の意志が働いたのだ。

 なまじ派閥が構成されるとトップは孤独になりがちだ。

 自然とそうなる。

 命を懸けている立場であるため、上から下への命令が遵守されないと命取りになる。

 そのため、命令は絶対的なものとなってくる。

 自然と、ポストや位階が重要視される。

 モネやヴィンチは位では最底辺だ。

 だが、その最底辺の派閥内派閥の者達へ、上から物を言うのではなく、横になって話をしようと試みているのである。

 が、土喰上七位も派閥の長となってまだ日が浅い。上下に重きを置くか、横につながることを尊重するかはまだ実験段階であった。

「モネ従八位、ヴィンチ従八位、お前たち、付き合っているっていう噂は本当なのか」

 土喰上七位がふと尋ねた。

 モネ従八位とヴィンチ従八位が顔を見合わせる。

「隠していてもバレるものなのね……」

 モネ従八位が言った。

「これからは猫に気を付けて逢瀬することだな」

 土喰上七位がそう、「ふふっ」と笑いながら言った。

 葉巻の煙をくゆらせる。

 そしてウイスキーをグラスに注いでヴィンチとモネへ奢る。

「酒で馬鹿はするなよ。……酒ってのは女に似ているんだ。時にヒステリックになり、時に軽く心変わりする。そんくせ、時に優しい。その優しさに騙されてはならないぞ」

 土喰上七位も茶坊主の出身らしく、道理をわきまえた発言をよくする。

 だが、あの「蒼い巌虎」を倒した手腕はバケモノのそれだともっぱらの噂で、他の凶悪な悪魔たちや、多くの天使を倒して回った燕尾従七位と並んで怖れられていた。

 そうでありながら部下に愛されるのが土喰上七位の長たる由縁だろう。

「モネ、お前は顔に正直に愛情が出過ぎる。とりわけ愛情が目立つわけだが、感情全般が見える。つけ込まれる前にその癖を治すべきであろうな」

 土喰上七位の助言にモネはケラ、と笑った。

「鉄仮面を被るのは御免よ」

 モネ従八位に土喰上七位は諭す様に言った。

「お前は生来は警閥向きの性格ではない。速やかに己を変えるか、分かりやすく辞めてしまった方がためかもしれないぞ」

「土喰上七位、私は派生派閥の長たりえないのかしら?」

 派生派閥とは派閥内派閥のことだ。

 そこで口を挟んだのが猫の磯場上八位であった。

「モネ従八位、お前に長は無理だ。情に厚すぎる」

 モネ従八位が少し落ち込んだ顔をする。

「やはり……」

 その肩を土喰上七位が叩いた。

「いや、僕は必ずしもそうとは思わない。お前はとかく感情的で、情緒が豊かであるが、別段錯乱しているわけではない。下に勝手をされ、上に利用される長となるかもしれないが、それでも派生派閥を作れたのはお前が人間的魅力にあふれているためだ。それをわざわざ捨てるのではなく、攻めてみろと言いたいのが本音だ」

 ヴィンチ従八位も頷く。

「モネ、確かにお前は情に厚いが、俺だってそこに惚れたんだぞ」

 ヴィンチ従八位がそう言ってモネ従八位の肩に手を置く。

 モネ従八位はカラリとあと腐れない笑いを浮かべてグラスを乾杯した。

「我らがゴッドファーザーに」

 そう言ってウイスキーを一口飲むモネ従八位。

(モーモンか……)

 土喰上七位は酒を飲みつつ物思いに耽った。

 モーモンが国教として布教された今の警閥政府で、モーモンの役職に就くことは権力への道へ直結していた。

 土喰上七位はまだモーモンの長老代理でしかない。これからビショップへ段階をあげていく必要がある。

(正当な賄賂、か……)

 モーモンの高官たちに賄賂を贈らねば。

 今度高い酒を持って地元のモーモン有力者の家へ行こう。

 土喰上七位はそう決めると、喉が渇いたので茶を飲んだ。

「苦い……」

 すぐに側近の川西が羊羹を差し出して来たので、礼を言った。

 大名行列を連れたまま、土喰上七位は共有スペースのソファに座ってテレビを見始めた。

 その場に座りだらけていると、時間割で喫煙時間となったので、映画を見ながら葉巻を吸った。

 すると、そこへ燕尾従七位がやってきた。

「煙草臭ぇな、土喰上七位」

 燕尾従七位が言った。

「お前も吸ってみろ。気取るにはもってこいの品だぞ」

「そらどうも」

 そして葉巻を受け取る燕尾従七位。

 茶坊主であった土喰上七位は抹茶を立て始めた。

 葉巻をくわえ、ソファに座っての茶であったが、土喰上七位自身は意外と器用にきれいな茶を点てた。

 茶を点てながら土喰上七位は静かに語る。

「猫ですら正義を語る時代だと言うのに、我々人間はいまだに万人が納得できる正義の在り方を確立できていない。……これは僕の持論だが、人類はいまだ幼児なのだ。これから途方もない時間をかけて、戦争も、犯罪も、貧困も、病も、あらゆることが解決されてゆく。今は警閥という腐った国家の時代だが、それも未来の者達へ託せるものがあると思えば、生きていることにも満更不満ばかりではないだろうさ」

 土喰上七位は茶を点てる時、心を凪いだ状態になる。

 一つの修行であると言って良いだろう。

「お前はこの時代をどう見るかね? 燕尾従七位」

 土喰上七位が糸目から薄く目を見開いて、鋭い視線で燕尾従七位を見た。

「……火、くれ」

 燕尾従七位がそう言ったので、土喰上七位がガスライターを取り出して葉巻へ火を点けてやる。

「ふー……。そうだなあ。時代、か。警閥の時代。けっ。下らねえぜ。まあ、俺は気に入っているが? こんなに常日頃から暴れられる時代だからな。万々歳だぜ。なあ! そうだろ? 土喰上七位!」

 燕尾従七位ががなった。

「お前は本当に狂暴だな。いや、だが、存外嫌な気分でもない。お前はまさに時代人という奴であろう」

 土喰上七位が薄く微笑む。

「そんなことより土喰上七位。お前、出世したいんだろう?」

「ん? ああ。もちろんな。人の性さ。仇もいることだしな」

「なら、モーモンの高官とコネクションを持っていた方が良い。幸い俺の家は代々敬虔なモーモン教徒でな。都合をつけられるぜ」

「それはありがたい話だ。地元のビショップにでも会わせてもらえるのか?」

「いや、もっと上だ」

「……祝福師か?」

「いいや。もっともっと上。――預言者だ。年の離れた俺の従兄でもある」

「――」

 二人が葉巻を吹かす。

 一旦冷静になろうとしているのだ。

「預言者か。相当な金をため込んでいるのだろうな」

「ああ。汚職三昧だ。だからこそおめえと気が合うだろうさ」

 土喰上七位が口角を上げる。

「なるほど。満更でもない。汚職宗教家とどう渡り合うか。ここで僕の出世街道が舗装されるか、工事の中断をされるか決まると言う事か」

「もし預言者に嫌われたら、モーモンでの出世も、警閥での出世も無いものと思った方が良いだろうな」

「……。上等な葉巻に高級なウイスキー。美味い飯。味の良い酒。用意はする。それで悪い顔をするタイプの人間か? その預言者とやらは」

「馬鹿を言うな。神の声が聞こえるとうそぶいて金を巻き上げている奴の一人だぞ。接待されて悪い顔をするか。ある意味、警閥よりもダーティーな世界の人間だ」

「汚職の城か」

 土喰上七位が笑みを浮かべる。

「得意な立ち位置だ。欲に目敏い人間ほど扱いやすい者もそういまいよ」

 そして酒をグラスに注いで燕尾従七位へと勧める。

「飲むか」

「おう。酒は好きだ」

「いかにもだな」

「どういう意味だ? ああ?」

「お前らしいというだけだ。他意はない。だが、酒におぼれて死ぬような真似はするなよ」

「そんなことを茶坊主に説教されるほど落ちぶれちゃいねえ。俺は俺の意志で酒を飲むし、節度ってものをわきまえている。酒におぼれるのは馬鹿のすることだ」

「たしかにそうだ。酒に逃げるのは馬鹿のすることだ。だが、破滅すると知っていても酒に頼りたくなるのもまた、人間らしいというものであろうな。ふふふ」

「茶坊主は言う事があか抜けていてお偉いな」

 燕尾従七位がまゆをひそめる。

 だがウイスキーを飲むと顔色が変わった。

「へえ。美味い酒だな。銘柄は……『響』か! おいおい、確か三十万とかしなかったか?」

「それは同じ銘柄の中の『響三十年』だ。これは七百リットルで八千円のちょっとした高級品、『響二十一年』。同じ銘柄でも値段は大きく違う。まあ、これも高級品であることは変わりないが、上には上がいるものでな」

「例の従兄には三十年の方の響を持っていくようにしろよ。美味い酒は欠かせない」

「口に合うといいんだが。モーモンは元々はアルコールを禁止しているからな。隠れて飲んでいる者だらけだが、清廉潔白な宗教家というものも稀にいる」

「清廉潔白な宗教家は日本モーモンでは預言者になどなれない」

 燕尾従七位のその言葉に土喰上七位がニヤッと笑う。

「どれほど清廉な思想であろうと、解釈の仕方、という武器で人間は汚してしまうものなのだろうよ」

 土喰上七位がグラスを傾けてから葉巻を吹かした。

 護衛の「野花」たちが周りを囲んで座ったり立っていたりしている。

 野花隊長の日栄上八位を土喰上七位が手で呼ぶ。

 日栄は気丈な女であった。

 ポニーテールにしている髪が長く下がっている。

「響ウイスキーの三十年を一本用意してくれ。酒問屋にでも行けばあるだろう」

「わかりました」

 そして日栄上八位が下がると、土喰上七位は燕尾従七位へ問いかけた。

「従兄の名は」

「福富竜《ふくとみ たつ》だ」

「ふむ。ではその福富氏との食事の席をセッティングしてくれるか?」

「おいおい、無関係な俺に任せっきりかよ。俺はお前の部下じゃねえぞ」

「今度わざと上級生の天使を怒らせてお前と闘うようそそのかしてやるよ。暇つぶしにはなるだろう?」

「……分かった」

「天使ってのはあざとい生き物だ。賄賂、汚職、怠慢、下劣な人間関係。全てに目敏い。お前が戦いを好むように、僕は権力を好む。お互いに補えるところを補い、助け合えるところを助け合おうじゃないか」

「ああ? まだ俺とお前は停戦協定を結んでいるだけだぞ。いつだって勝負をする準備がある」

 その言葉に土喰上七位が嘲笑うように喉を鳴らした。

「燕尾従七位、言っておくがな、世はダーティーでなければ面白みも糞もないのさ。重要なことはな、人間がいて、天使がいて、悪魔がいる。悪魔は人間を殺すものだ。そして、天使はその悪魔を殺すお仕事ってことだ。いいか? 重要なことはな、殺してなんぼ、ってこさ。そうだ。天使は殺した悪魔の数だけ有意義に人生を過ごせる。天使同士が殺し合っても虚しいだけだ。同族嫌悪をするような仲でもあるまいよ。ふふ」

 

 後日、土喰上七位は警察学校の正門の前で寒さに震えつつ足をせわしなく動かしていた。

「土喰上七位」

 そう呼びかけたのは燕尾従七位であった。

「遅いぞ、燕尾従七位」

 土喰上七位の文句に燕尾従七位が煙草を咥えて使い捨てライターで火を点ける。

「チューチュー鳴くなよ、土喰上七位」

 土喰上七位が無礼を無視して荷物を確かめる。

 良い酒と金と会員制のバーへの会員証。

 それに上等な葉巻。

 葉巻を一ダースそろえた箱の他に、自分の葉巻を咥えて火を点ける。

 ガスライターを懐にしまいつつ土喰上七位が煙をくゆらせ、言う。

「遅刻する者は出世しないぞ」

 土喰上七位が言った。

「時間にうるさい奴は女にモテない」

 燕尾従七位が言った。

 土喰上七位は葉巻を咥えたまま口角を上げた。

「なるほど。助言としては受けるのもやぶさかでもない文句だ」

 土喰上七位はそう言ってからタクシーを停めて乗り込んだ。

 燕尾従七位も隣に座る。

 土喰上七位は糸目で燕尾従七位の恰好を眺めて言った。

「それにしても、なんでお前、制服なんだ?」

「何か悪かったか?」

「私的な関係を築こうという時に、警察学校の生徒であることが丸わかりの姿では邪魔となるかもしれんだろう」

「だが、私服に勲章を付けることはできない。そして勲章が無ければ舐められる。勲章は金と同じだ。力そのものの象徴だ」

「ふむ、なるほど。やはりお前はただの阿呆ではないな。力を利用する方法を熟知している。惜しむべきはお前が出世に興味があっても、それ以上に悪魔狩りに囚われているような節があることだ。出世が全ての警閥では毛並みが少々違う。そしてそういう人間は大抵愚直なところがあるものだ」

 

 その後、しばらくタクシーに乗って走ると、とある屋敷へたどり着いた。

 そこで土喰上七位はネクタイを締め直し、葉巻を携帯灰皿に押し消してから懐へしまった。

 初見で失礼が無いよう心掛けている。

 燕尾従七位も制服のネクタイを締める。

「……燕尾従七位。福富氏は何を要求するだろうか」

 土喰上七位の言葉に燕尾従七位が答える。

「さあ。欲深い男だから、何を要求されるかわからないな」

「……金で納得してくれればいいのだが」

 そうして二人は福富氏へ会うこととなった。

「……悪くない相だ」

 福富氏はそう言った。

 出会って二秒後のことであった。

 土喰上七位を見ての言葉だった。

「狡猾さと狂暴性を併せ持っていることがよくわかる。そういう奴は出世する」

「ありがとうございます」

 福富氏は猫背だが牙のようにとがった歯をちらちらと見せる、狼のような男であった。

「それで? 何が欲しい」

 福富氏がソファに座りながら言う。

「失礼」

 土喰上七位と燕尾従七位が向かいのソファに座る。

「まず、お会いできて光栄です」

「世辞の言葉はいいんだ。欲しいものを言ってくれれば代償を決めよう」

「では……率直に。将来的に僕を預言者にしてください。差し当たっては地元のビショップにでも任じていただければ」

「モーモンでの出世か。王道だな」

「はい」

「多くの人間がそれを望む。気安く約束することはできない」

「では……?」

「ふむ……。さしあたって汚れ仕事を受けてもらおうか」

「汚れ仕事、とは?」

 すると福富氏が燕尾従七位へ言う。

「お前は噂ぐらい聞いているだろう。最近私が何で手こずっているか」

「おう、竜叔父。その汚れ仕事をすればいいんだな?」

「できるか」

「俺と土喰上七位が組めば、なんとかなるかもしれないし、そうでなければ別段迷惑をかける相手もいない。死ぬだけだ」

 燕尾従七位と話していた福富氏へ土喰上七位が問いかける。

「その汚れ仕事とは?」

「悪魔と取引をして安全を保障する代わりに金を巻き上げてる武装天使の集団がいる。警閥の中の公安五課という課の部隊だ。あまりにスキャンダラスなため、表立って検挙できない。腐っていても警閥にも意地があるんだ。汚れ仕事とは、非合法に公安五課を潰すこと。天使による天使殺しだ――」

「――我々に公安五課の人間を殺せ、と?」

「それができれば君たちの将来は拓《ひら》ける」

 福富氏が言った。

 その案に燕尾従七位は、

「俄然乗る気になっているぜ」

 とせせら笑う。

 それを見て土喰上七位が決断を下した。

「相手の構成は……?」

 公安五課の天使は全員で五名。

 他に一般の人間が八名。

 これを殺害することとなった。

 おぜん立ては福富氏がしてくれた。

 かくまわれている悪魔たちの居場所を探す手はずを整えてくれたのだ。

 公安五課の公用車の番号から追跡用の所属不明の車。

 そして公安五課の面々のプロフィール。

 車に乗って、一日中土喰上七位と燕尾従七位が公安五課が動くのを監視していると、ずいぶんと大金が入りそうなカバンを持って公安五課の警官が二人の天使を連れて公用車に乗った。

「おい」

 土喰上七位が助手席で寝ていた燕尾従七位を叩き起こす。

「んだよ、土喰上七位」

「あれ、名前は何と言ったか?」

「ああ?」

 燕尾従七位が三人を見る。

 そしてリストをめくって確認する。

「一般人の男は群馬上六位。大した能力のない人間だ。男の方の天使は蘇我《そが》従四位。なかなかの大物だな。リストによれば殺害した悪魔の数も四十人を超えている。女の方の天使は町江《まちえ》上五位。こいつはモーモンの幹部の娘だ。暗殺でなければ殺すことはできないだろうな。親父さんに守られていやがる。けっ、お嬢さんが犯罪なんざに手を出しやがって」

 燕尾従七位がリストを確認し、運転席の土喰上七位が公用車を追うため車を発進させる。

 

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